Mayaは、Autodesk社によるハイエンド3次元コンピュータグラフィックスソフトウェアです。対応OSは、バージョン2020時点でWindows 7/10、MacOS、Linuxです。
Mayaはハリウッドをはじめとする映像現場で使用されるプロ仕様のハイエンドソフトであり、映画・アニメ制作会社・テレビ番組・ゲーム・CMの制作で使われています。
Mayaは日本では50%以上のトップシェアを誇っており、残りのシェアは3ds MaxとSoftimageです。
Mayaにはキャラクター作成、モデリング、モーショングラフィックス、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、バーチャルリアリティの機能が備わっています。

Mayaの特徴として、トップシェアを誇っている3DCGソフトであること、スクリプト（MEL）によるカスタマイズが出来ること、豊富なプリセットがあること、独自レンダラーを搭載していること、VFX で人気が非常にあること、WindowsとMac OSの両方に対応していることなどが挙げられます。
Mayaの学習面では、初心者が習得するにはややハードルが高いスキルでしょう。しかし、現在では、CGスクールや多くの日本語対応の書籍、学習ツールなどが充実しているため、興味/関心などがある方はMaya習得に向けてチャレンジしてみても良いかもしれません。
Mayaは任天堂、スクウェア・エニックス、バンダイナムコゲームス、カプコンなどがゲーム開発に採用しています。

Mayaと3ds Maxの違いについて説明します。
Mayaの特徴はツールセットが豊富であること、スクリプトによる拡張ができること、独自レンダラーを搭載していること、VFX、実写映像との相性が良いことなどがあります。
3ds Maxの特徴はプラグインが豊富であること、アニメーションCGに強みがあること、高機能レンダラーソフト「mental ray」との親和性が高いことなどがあります。
特にアニメーション系CG作成やエフェクトに効果を発揮するプラグインがそろっており、日本のアニメ分野では3ds Maxを良い使用される傾向にあり、Mayaはハリウッドやゲーム会社などでよく使用される傾向にあることが異なる点です。